ソーシャルビジネスは、地域社会の課題解決に向けて、住民、NPO、企業など、様々な主体が協力しながらビジネスの手法を活用して取り組むのが、ソーシャルビジネスと言われています。
日本ではまだなじみのない言葉ですが、みんなで資金や知恵や労力を持ち寄り、地域の課題や、社会問題を解決している、ヨーロッパ(南フランス・イタリア・スペインなど)や韓国などでは一般の企業と同様、あるいはそれ以上に市民の暮らしに必要なソーシャルビジネスを行う社会的企業や連帯経済的企業が活躍しています。
今年度のソーシャルビジネスセミナーの講師として第1回目、第2回目と連続で、講師の藤井敦史さんから、ソーシャルビジネスでそもそも何ができるのかをお伺いしながら、ソーシャルビジネスの事例紹介や沼津における事業の可能性などについてのお話をしていただき、日ごろ解決したいと思っている地域課題について、解決に導く手段のヒントをいただきたいと思います。
阪神淡路大震災後の神戸の仮設住宅でコミュニティ形成に取り組むNPO・NGOのフィールド・ワークを出発点に、コミュニティ・ビジネスを含む社会的企業の国際比較研究を一貫して行ってきた。近年は、社会的連帯経済における連帯関係そのものを紡ぎ出すコミュニティ開発について研究している。東北大学経済学研究科助教授を経て2006年4月より現職。主要業績は、原田晃樹・藤井敦史・松井真理子2010『NPO再構築への道―パートナーシップを支える仕組み』勁草書房、藤井敦史・原田晃樹・大高研道編2013『闘う社会的企業―コミュニティ・エンパワーメントの担い手』勁草書房等。また、社会的企業研究会の会長、NPO法人アジア太平洋資料センター(PARC)理事を務めており、ビデオ『支えあって生きる―社会的企業が紡ぐ連帯経済』(http://www.parc-jp.org/video/index.html)の制作にも関わっている。
受 託/HP運営
一般社団法人マチテラス製作所
静岡県裾野市茶畑735-13